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日本病院会主催「介護報酬改定説明会」の報告 | ||||||||
日 時 | 平成24年2月29日(水) 13時00分~15時30分 | |||||||
会 場 | 全国社会保険協会連合会 全社連研修センター 大会議室 | |||||||
主 催 | 社団法人 日本病院会 | |||||||
講 師 | 厚生労働省老健局老人保険課 | |||||||
課長補佐 堀 裕行氏 | ||||||||
報告者 | 岡山県病院協会 介護保険部会委員 | |||||||
佐藤病院 板野 ひろみ | ||||||||
去る2月29日(水)「全国社会保険協会連合会 研修センター」において日本病院会主催による「介護報酬 改定説明会」が開催され、岡山県病院協会から介護保険部会委員1名が参加した。 その要点及び資料を報告する。 |
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平成24年度改定のポイント | ||||||||
1.在宅サービスの充実と施設の重点化 | ||||||||
2.自立支援型サービスの強化と重点化 | ||||||||
3.医療と介護の連携・機能分担 | ||||||||
4.介護人材の確保とサービスの質の向上 | ||||||||
説明会は以下の項目に沿って行われた。 | ||||||||
1.介護保険制度を取り巻く状況 | ||||||||
2.平成24年度介護報酬改定の概要 | ||||||||
3.各サービス毎の改定の概要 | ||||||||
4.今後の課題 | ||||||||
(内容は、別添資料掲載) | ||||||||
本日の資料は、2月25日に行われた都道府県担当者に対する説明会で用いた資料(案)である。3月中旬 | ||||||||
には「告示・通知」が出される予定となっている。 | ||||||||
約100分の説明後質疑応答となったが、会場での質問にすべて回答することは現時点ではできず、持ち帰 | ||||||||
り課題も多かった。年度内には「Q&A」にてできるだけ回答するとの事である。 | ||||||||
会場での質疑応答は以下のとおりである。 | ||||||||
○介護職員処遇改善加算 | ||||||||
(Q)限度額管理対象外であるが、利用者は1割負担があるのか。 | ||||||||
(A)利用者の1割負担となる。 | ||||||||
(Q)利用者との契約書に利用料金の記載をする場合の記載方法について | ||||||||
毎月の負担金も利用料により変動があるが・・ | ||||||||
交付金すべてが給与に反映されなかった場合返金となるが、利用者負担の返金をどうするのか | ||||||||
(A)今後の告示、通知等を確認願いたい。 | ||||||||
○訪問看護ステーションの理学療法士等による訪問看護の場合 | ||||||||
(Q)1日に2回を超えて訪問看護を行う場合、1回につき所定単位数に90/100を乗じた単位数で算定とあるの | ||||||||
はどのようになるのか。 | ||||||||
(A)1・2回目も含めて90/100の算定となる。 | ||||||||
○訪問リハビリテーション | ||||||||
(Q)訪問リハビリテーションの提供の流れについて資料内で具体的に示されたが、訪問看護ステーションの | ||||||||
理学療法士等による訪問看護の場合の流れはどうなるのか。 | ||||||||
(A)これは訪問リハビリテーションの流れである。質問の意味をもう一度確認したい。 | ||||||||
○通所介護 | ||||||||
(Q)個別機能訓練加算の考え方は、1対1or5名以下の小集団なのか | ||||||||
(A)後日回答 | ||||||||
○老人保健施設 | ||||||||
(Q)施設に「認知症行動・心理症状緊急対応加算」が新設されたが、同一月に2回算定できるのか | ||||||||
(A)通知に出る | ||||||||
(Q)在宅復帰加算の「在宅」の定義は? | ||||||||
(A)介護施設は入らない。今後通知に出る。 | ||||||||
○通所リハビリテーション | ||||||||
(Q)リハビリテーションマネジメント加算は新規利用者全員に開始後1月以内に訪問してリハビリテーション | ||||||||
計画を策定することとあるが、職種は? | ||||||||
(A)理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリハ職でなければならない。 | ||||||||
(Q)利用開始前に訪問した場合に兼ねることはできないのか | ||||||||
(A)今後のQ&Aに出る。その際の書式は特に限定がない。 | ||||||||
(Q)予防通所介護・通所リハにおいて複数のプログラムを組み合わせて行う場合の評価がされたが、同日 | ||||||||
or同月で複数プログラム実施と考えるのか。 | ||||||||
(A)同様の質問が多く寄せられている。今後通知が出る。 | ||||||||
以上の質疑応答がされたが、30分の予定時間では全ての質問の回答には至らなかった。今後とも厚生 | ||||||||
労働省のホームページを注視することが必要である。 | ||||||||
最後に今後の課題が示され、次期改定までの宿題として下記の項目が挙がっている。 | ||||||||
1.認知症ケア | 2.質の評価 | |||||||
3.ケアプラン・ケアマネジメント | 4.集合住宅における訪問系サービスの提供 | |||||||
5.新サービス等の実態把握 | 6.医療提供のあり方 | |||||||
7.生活期のリハビリテーション | 8.介護予防サービス | |||||||
各サービス事業者は、人材のキャリアパス、人材を手厚くしてアウトカムをどう生かしていくのかが今後 | ||||||||
問われていると、説明会座長である日本病院会 梶原副会長が締めくくった。 | ||||||||