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 フォーミュラリー(Formulary)

 欧米では「疾患の診断、予防、治療や健康増進に対して、医師をはじめとする薬剤師・他の医療従事者による臨床的な判断を表すために必要な、継続的にアップデートされる医薬品のリストと関連情報」と定義されています。簡潔に表現すると、「医療機関において、患者に対する最も有効、安全かつ経済的な医薬品の使用方針」です。
 英国の場合、1990年代には各医療機関・地域ごとのフォーミュラリー作成が本格化し、現在では定着した仕組みとなっています。米国でも医療機関や保険会社が独自にフォーミュラリーを作成し、最適な医療提供と支出の削減に取り組んでいます。わが国でも2016年と2017年の経済財政諮問会議、2019年の中央社会保険医療協議会などで提案され、医療費削減に向けての機運が高まってきています。
フォーミュラリー作成のメリット
○ 標準薬物治療の推進(後発医薬品を基準薬)
(医療機関における患者に対して最も有効で経済的な医薬品の使用基準)
○後発医薬品の有効活用(医薬品費の削減効果)
○院内採用医薬品数の削減効果
○医薬品による医療事故の防止(医薬品リスク管理の向上)
○医薬品の効率活用による医薬品購入費の削減(経営に寄与)
○医薬情報担当者(MR)の大幅な削減効果