JISX8341-3(JIS規格 高齢者・障害者等配慮設計指針) |
H27.2月号 |
JISX8341-3は、情報通信における機器・ソフトウエア及びサービスを提供する場合、高齢者・障害者等に配慮した設計を行うよう指針として作られた、JIS規格である。
ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)が、1999年に障害者や高齢者を含めた多くの人々が、容易にウェブサイトにアクセスできるよう世界標準ガイドラインとして、WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)が策定された。
日本においても、国際規格であるWCAG1.0を参考に、2004年JISX8341-3として規格化された。
2006年には、国連で障害のある人の基本的人権を促進・保護することなどを目的に採択された。日本は2007年に署名し、2013年に衆議院・2014年には参議院で批准が承認され、2014年1月20日に締結した。
目指すところは、インターネットのバリアフリー化である。例えば、音声読み上げソフトを活用し「画面を聞く」、つまり、視覚障害者でもPCに不慣れな高齢者でも、少しの工夫で操作が楽になる。また、見出しや文字を拡大し、色を強め、画像や音に文字情報をつけるなど、情報アクセシビリティ(使いやすさ)を高める配慮は、誰にも優しく、重要なことである。
規格の「8341」は「やさしい」の語呂合わせともなっている。
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Li-Fi(Light Fidelity,ライファイ) |
H28.8月号 |
Wi-Fi(ワイファイ)はスマートフォンやパソコン等、様々なデジタル端末をワイヤレスで接続するために使われている世界標準の無線技術で、広く普及している。しかし、動画サイトなどの普及により、もっと高速でインターネットを利用したいという要望もある。
Li-Fi(ライファイ)とは、Wi-Fiと同様の無線技術のことで、可視光通信(VLC)を用いて超高速通信を可能にする新しい通信規格のこと。つまり、LED電球の光を高速で点滅させることで大量のデータを一度に送信することができ、超高速でデータ送信することが可能になる。実験ではWi-Fiの100倍(毎秒224ギガビット)の速さを出すことに成功している。
メリットとしては、光を使うため、電波が及ぼす人体や電子機器への悪影響を排除でき、妨害電波に対するセキュリティ強化も期待できる。当面は既存の設備に取って代わるのではなく、インターネットの使い勝手を改善する新たな接続源として使われるようになるのではないかと想定されている。
2016年内に製品化される予定であり、注目の無線技術である。
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ロハス(LOHAS) |
H19.3月号 |
ロハスは「Lifestyles of Health and Sustainability」の頭文字をとった略語で、「地球環境保護と健康な生活を最優先し、人類と地球が共存共栄できる持続可能なライフスタイル」のことです。
ロハスなライフスタイルとは、「安ければいい」、「効率がよければいい」という従来の考え方とは異なり、「それは自分や他人のカラダに悪い影響を与えないものか?」、「それは地球環境にとってマイナスにならないものか?」、「個人のライフスタイルや社会環境が、快適で持続可能であるか?」を消費行動の選択基準にしようというムーブメントです。
ロハスな商品とは自然の素材を使っている(ナチュラル)、再利用しやすい(リサイクル)、健康に配慮している(ヘルシー)、無駄な物を使っていないし包装にも考慮している(シンプル)、長い間使える(サスティナブル)物です。
ロハスな食品とは、オーガニック(有機)食品、自然食品、スローフードなどがあげられます。エネルギーではバイオ燃料、風力発電、太陽光発電など。ヘルスケアーでは温泉療法、気功、漢方薬、アロマセラピーなどがあげられます。
現在、アメリカでは全人口の30%がロハスを支持し消費行動の規範としているコンシューマーだという調査結果もあり、市場規模は30兆円とも言われます。
あなたもロハスな生活、していますか?「無料」、「タダ」のロハ(只)とは違います!?
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