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- 県外病院合同見学 2015愛媛
- HITO病院
社会医療法人石川記念会 HITO病院
- 所 在 地
- 愛媛県四国中央市上分町778番地1
- 理事長・院長
- 石川 賀代 氏
- 病 床 数
- 257床(一般190床・緩和ケア17床・
回復期リハビリテーション50床) - 診療科目
- 各種内科、外科、脳神経外科、
リハビリテーション科など 計24診療科
HITO病院は愛媛県四国中央市の宇摩地域に位置し、地域医療再生計画における病床再編・統合計画により、許可病床数153床から104床増床し、平成25年4月1日に257床の新病院を開院して今年3年目を迎える。
病院のコンセプトは、「病院らしくない病院」、ネーミングにはスタッフの行動規範が示された英語の頭文字をとって「HITO」を採用している。内装デザインについても、患者や病院を訪れるすべての方が快適に過ごせる空間・施設を提供している。まるでホテルのようなロビーや、吹き抜けを採用したホスピタルストリート HITO|ROADをはじめ、開放的で落ち着きのある空間となっている。
まず石川院長から、現在行っている取り組みについて説明があった。
地域特性を踏まえ2030年以降、入院医療需要が減少していくことから、急性期病床の回復期・慢性期病床への転換や外来の医療資源を在宅医療に活用することを検討している。
病床機能分化については石川ヘルスケアグループ内に急性期病院、在宅医療、介護系施設を擁しており後方支援先がグループ内にある優位性を生かし有効活用を考えている。
専門性の高い疾患のセンター化を行い、新規入院患者の獲得に取り組んでいる。平成26年4月に脳卒中センター、平成27年7月に創傷ケアセンターを開設している。
さらに開業医の先生方との勉強会、介護職員向けの実技研修会などを定期的に実施している。また地域の医療機関へ医師、MSWが積極的に訪問している。連携パスの強化、紹介患者を断らない診療の徹底、救急ホットラインの開設、逆紹介の推進など連携強化を図る取り組みを行っている。
病床の稼動安定化のため病床管理室の強化を図っている。病床管理の見える化を行い各病床の稼働率、入退院予定、重症度、看護必要度をイントラネット上で毎日配信している。さらに石川ヘルスケアグループ内の日報、各施設の受け入れ基準の配信を行うことにより実態の共有を図っている。
また、患者を中心にした多職種協働「フラット型」のチーム医療を導入し、入院早期に患者情報を共有して退院支援を行っている。事前に行っている予定入院患者のサポートセンターでの情報収集が効果的である。各病棟に退院支援ナースを配置、患者の病状を把握し適切な時期に適切な施設へ転床できる支援をシステマチックに実施して病床の全体的なコントロールを行っている。
見学では、院長をはじめ病院経営スタッフとの意見交換の時間を充分に取っていただき意義ある活発なディスカッションが行われた。石川院長自らが広告塔となり、メディア等を通じて広報活動を行っている。非常に明るく、やる気に満ちた強いリーダーシップで、病院内がやる気に溢れている感じを受けた。またHITO病院が核となり地域の町興しに繋がっている。
急性期から在宅へ繋ぐリハビリを充実し、患者第一と考え、地域に根差し良質な医療を提供し「生きるを支える」進化し続ける病院である。
病院のコンセプトは、「病院らしくない病院」、ネーミングにはスタッフの行動規範が示された英語の頭文字をとって「HITO」を採用している。内装デザインについても、患者や病院を訪れるすべての方が快適に過ごせる空間・施設を提供している。まるでホテルのようなロビーや、吹き抜けを採用したホスピタルストリート HITO|ROADをはじめ、開放的で落ち着きのある空間となっている。
まず石川院長から、現在行っている取り組みについて説明があった。
地域特性を踏まえ2030年以降、入院医療需要が減少していくことから、急性期病床の回復期・慢性期病床への転換や外来の医療資源を在宅医療に活用することを検討している。
病床機能分化については石川ヘルスケアグループ内に急性期病院、在宅医療、介護系施設を擁しており後方支援先がグループ内にある優位性を生かし有効活用を考えている。
専門性の高い疾患のセンター化を行い、新規入院患者の獲得に取り組んでいる。平成26年4月に脳卒中センター、平成27年7月に創傷ケアセンターを開設している。
さらに開業医の先生方との勉強会、介護職員向けの実技研修会などを定期的に実施している。また地域の医療機関へ医師、MSWが積極的に訪問している。連携パスの強化、紹介患者を断らない診療の徹底、救急ホットラインの開設、逆紹介の推進など連携強化を図る取り組みを行っている。
病床の稼動安定化のため病床管理室の強化を図っている。病床管理の見える化を行い各病床の稼働率、入退院予定、重症度、看護必要度をイントラネット上で毎日配信している。さらに石川ヘルスケアグループ内の日報、各施設の受け入れ基準の配信を行うことにより実態の共有を図っている。
また、患者を中心にした多職種協働「フラット型」のチーム医療を導入し、入院早期に患者情報を共有して退院支援を行っている。事前に行っている予定入院患者のサポートセンターでの情報収集が効果的である。各病棟に退院支援ナースを配置、患者の病状を把握し適切な時期に適切な施設へ転床できる支援をシステマチックに実施して病床の全体的なコントロールを行っている。
見学では、院長をはじめ病院経営スタッフとの意見交換の時間を充分に取っていただき意義ある活発なディスカッションが行われた。石川院長自らが広告塔となり、メディア等を通じて広報活動を行っている。非常に明るく、やる気に満ちた強いリーダーシップで、病院内がやる気に溢れている感じを受けた。またHITO病院が核となり地域の町興しに繋がっている。
急性期から在宅へ繋ぐリハビリを充実し、患者第一と考え、地域に根差し良質な医療を提供し「生きるを支える」進化し続ける病院である。
(倉敷リバーサイド病院 健康管理センター室長 中田恭子)